見た目に惚れて、財布が泣いた…
「カスタム車=かっこいい」。そのイメージ、正直よくわかります。車高が低くてホイールがキマってて、マフラー音がちょっと響いて…。駐車場に停まってるだけで、他のクルマとは一線を画す“オーラ”を放っている。
でも、そのかっこよさに惹かれて買ってしまったあと、じわじわと財布にダメージを与えてくるものがあるんです。そう、「維持費」。
「と、過去の自分に言いたい」と自戒も込めて、今回はカスタム車の魅力と、それに潜む落とし穴=“維持費の現実”について正直に語ります。
カスタム車ってどんな車?
カスタム車とは、簡単に言えば「標準状態に手を加えて、自分好みに仕上げた車」のことです。見た目だけでなく、走行性能や音質などにこだわってパーツを交換している車も含まれます。
たとえばこんなカスタムが代表的です。
・ローダウン(車高を下げる)
・アルミホイールの交換
・社外マフラーの装着
・エアロパーツの装着
・内装のカスタマイズ(レザーシートやLED装飾など)
・エンジンやサスペンションのチューンアップ
かっこよさを追求する人にとっては、もはや“作品”とも言えるレベルです。
なぜ維持費が高くなるのか?
では本題。なぜカスタム車は維持費が高くなるのか?その理由は意外とシンプルで、下記のようなコストが加算されていくからです。
・車検対応でないパーツの交換費
→ 車高が低すぎる/マフラー音が大きいなどで車検NGになると、車検のたびに純正パーツに戻す必要がある
・社外パーツの修理や交換費用が高額
→ 純正部品と違い、在庫が少なく高価になる傾向。ディーラーで断られる場合もある
・タイヤやブレーキの摩耗が早い
→ ローダウンなどの影響で消耗が早まり、交換頻度が増える
・保険料が高くなる可能性あり
→ 車両改造が多いと、保険会社によっては加入を断られたり、割増になることもある
・燃費が悪くなる
→ タイヤ幅が広かったり、エアロパーツで空気抵抗が増すなど、結果的に燃費が落ちるケースも
これらが積み重なって、年間10万円以上の差がつくことも決して珍しくありません。
中古車としての価値は下がることも
意外と盲点なのが、「売るときに不利になる可能性がある」ということ。
実は中古車市場では、“ノーマルに近い状態の車”のほうが評価されやすい傾向があります。理由は単純で、万人受けしやすく、再販しやすいからです。
逆に、あまりに個性的なカスタムは「ニーズが限定的」で売れにくく、買取価格も下がることがあります。
中古車買取の現場でも「この仕様だと査定下がるかも」と伝えることがあります。カスタムパーツにいくらお金をかけても、その分が売却時にプラス評価されるとは限らないんですね。
それでもカスタム車を選びたいなら
もちろん、「自分が満足できればいい」という考えもありです。カスタム車には、“自分だけの一台”という楽しさがあります。
ただし、後悔しないためには以下のポイントを押さえておきたいところ。
・車検対応のカスタムか確認する
・純正パーツが残っているか確認する(車検時に戻せるように)
・メンテナンスできる整備工場があるか事前に調べる
・自分でメンテできるかどうかも考える
・車両価格の安さだけで判断しない(見えないコストが潜んでいる)
中古車検索サイトで「かっこいい!」と思って飛びつく前に、“その後”の維持費・売却時のことまでイメージできるかが大事です。
まとめ:後悔しない買い物を
「カスタム車を買って維持費で後悔した」という声はネット上でもよく見かけます。ですが、これは決して失敗談として終わらせる必要はありません。
必要なのは、事前の情報収集と覚悟です。
・カスタム車=維持費がかかるのは“事実”
・でも、その分の「楽しさ」や「満足感」もある
・だからこそ、自分のライフスタイルに合うかを見極めよう
中古車は安くて自由に選べる分、こういった見えない落とし穴に気づきにくいものです。今回のような知識を先に持っておくことで、「かっこいいけど、後悔はしない」買い物ができます。
【中古車】選びで迷っている方こそ、一度は立ち止まって考えてみてください。「かっこいい」の先にあるリアルを知ることが、後悔しないクルマ選びへの第一歩です。
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