軽自動車を購入するだけでなく、知り合いや親族から譲ってもらうこともよくあります。
しかし、車を所有する際には名義変更が必要であり、これにはいくつかのポイントがあります。
今回は、軽自動車の名義変更について基本的な知識から手続きの流れ、費用まで詳しく解説します。

軽自動車の名義変更とは？

自動車の名義変更は、車を売買したり相続したりする際に所有者を変更する手続きです。
法律では15日以内の届出が義務付けられていますが、罰則はありません。
ただし、名義変更をしないとさまざまなトラブルが起こる可能性があります。
交通違反や事故の際の通知、自動車税の納付書の受け取りなどが名義人に届いてしまいます。

名義変更をしないとどんなトラブルが？

名義変更が行われていない場合、購入者は前の所有者のままとなります。
これはまるで借り物の車に乗っているような状態。
さらに、前の所有者とのトラブルの可能性もあります。
そのため、車を所有したら速やかに名義変更を行うことが重要です。

軽自動車の名義変更手続きの基本流れ

軽自動車の名義変更手続きは、以下の流れになります。

1.必要な書類を集める:

　01.自動車検査証（車検証）
　02.使用者の印鑑
　03.所有者の印鑑
　04.使用者の住所を証する書面（住民票など）
　05.旧所有者の印鑑
　06.ナンバープレート
　07.自動車検査証記入申請書
　08.軽自動車税申告書

2.軽自動車検査協会で用紙入手・作成:
　総合窓口で必要な用紙を入手し、記入方法に従って作成する。

3.書類提出
　軽自動車検査協会で書類一式や申請書を提出する。

4.新しい車検証受け取り:
　書類提出後、新しい車検証が交付される。

軽自動車の名義変更費用

軽自動車の名義変更にかかる費用は以下の通りです。

　・ナンバープレート代: 1,440円以上
　・保管場所標章の交付手数料: 500円
　・住民票や印鑑証明書: 300～500円
　・収入印紙: 500円程度

代行を依頼する場合の手順と費用

もし代行を依頼する場合は、以下の手順と費用がかかります。

1.必要書類を用意
　新使用者の住民票や申請依頼書、旧所有者の申請依頼書、車検証など。

2.代行費用支払い
　代行費用を支払い、必要書類を販売店に渡す。

3.名義変更完了
　代行業者が手続きを行い、名義変更が完了する。

軽自動車を相続する場合

軽自動車を相続する場合は通常の名義変更手続きに加えて、亡くなった人の戸籍謄本が必要です。
相続による名義変更は基本的には通常の手続きと同様ですが、状況によって異なるため、事前に管轄の軽自動車検査協会に問い合わせが必要です。

まとめ

軽自動車の名義変更はトラブル回避や節約のために重要な手続きです。
この記事を参考に、手続きの流れや費用を把握して安心して軽自動車を所有しましょう。

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