中古車を選ぶ際、多くの人が走行距離を重要視しますが、走行距離が少ないからといって必ずしも良い状態とは限りません。車の状態を左右するのは、走行距離だけではなく、使用状況やメンテナンス履歴も大きな要因となります。ここでは、走行距離にとらわれずに中古車を選ぶためのコツを、数字を交えて解説します。
1. 走行距離が少ない車のリスク
一般的に、走行距離が少ない車は「使用されていない=状態が良い」と捉えられがちですが、実際にはそうとは限りません。1年に5,000km以下しか走行していない車は、逆にメンテナンスが不十分であったり、動かさないことによるトラブルが発生しやすいことがあります。例えば、エンジンやバッテリー、タイヤは定期的に動かさないと劣化が早まることがあります。
確認すべき点
オイルの劣化: 長期間エンジンをかけずに放置されている車は、オイルが劣化している可能性があります。エンジン内部にダメージを与えることもあります。
タイヤの状態: 走行距離が少なくても、タイヤは経年劣化します。特にひび割れや変形がある場合は、交換が必要です。
2. メンテナンス履歴の重要性
車の寿命や信頼性は、走行距離よりもメンテナンスの頻度に大きく影響されます。例えば、定期点検を受けていない車は、走行距離が少なくても故障のリスクが高くなります。定期メンテナンスを受けていない車両は、1年以内に故障する確率が約30% にも上ると言われています。
確認すべき点
整備記録の有無: 定期的にメンテナンスが行われているかを確認。車検やオイル交換、ブレーキ点検などがきちんと記録されている車を選びましょう。
保証の有無: メンテナンスがされている車でも、長期保証が付いているとさらに安心です。
3. 使用状況が車の状態に与える影響
同じ走行距離でも、都市部を走っていた車と高速道路を中心に走っていた車では、車両の状態は大きく異なります。たとえば、短距離の移動が多い車は、エンジンやブレーキに負担がかかりやすく、その結果として劣化が進んでいる可能性があります。
確認すべき点
走行環境: 高速道路を長時間走る車は、エンジンが一定の温度で安定して稼働するため、都市部での短距離移動を繰り返す車よりもエンジンの劣化が少ないことが多いです。
走行時間: 走行距離だけでなく、どのような道路状況でどのくらいの時間走行していたかを確認することも重要です。
4. 車齢も考慮する
走行距離だけでなく、車齢も重要な判断材料です。例えば、走行距離が5万km以下の車でも、10年以上経過している車は部品の経年劣化が進んでいる可能性が高く、将来的に交換が必要になるパーツが多くなります。
確認すべき点
経年劣化の確認: ゴム部品やシール類は、走行距離にかかわらず時間の経過で劣化します。特にエンジンのシール部分やブレーキホース、冷却システムなどをチェックすることが重要です。
まとめ
走行距離が少ない中古車は一見良さそうに思えますが、実際にはそれだけでは車の状態を把握することはできません。メンテナンス履歴や使用状況、車齢などを総合的に判断し、走行距離にとらわれずに慎重に選ぶことが大切です。特に定期的な整備を受けている車や、保証付きの車を選ぶことで、長く安心して乗ることができるでしょう。
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