見た目だけじゃ失敗する？「モテる車」の落とし穴

「どうせ買うなら、ちょっとはモテそうな車がいい」──これは独身男性なら一度は考えることかもしれません。
けれど、見た目だけで決めてしまうと、あとで後悔する可能性があるのも事実です。

実際に、中古車市場では「見た目重視」で購入された車の手放し率が高い傾向があります。
その理由は明快で、「維持費」「使い勝手」「イメージのズレ」など、現実とのギャップに後から気づくからです。

では、どうすれば後悔しない“モテる車選び”ができるのでしょうか？

現実を見据えた3つの判断軸

独身男性が車を選ぶ際に意識しておきたいポイントは、以下の3つです。

・自分のライフスタイルに合っているか
・モテ要素と実用性が両立しているか
・年齢に合った車種・デザインかどうか

「モテる」と言っても、相手が誰かによってその基準は変わります。
20代には20代なりの、40代には40代なりの魅せ方が必要です。

たとえば、40代でコンパクトスポーツカーを選ぶと「若作り感」が強くなることもあります。
逆に、落ち着いたデザインのセダンやSUVを選ぶと「頼りがい」「余裕感」が自然と出てきます。

中古車市場で狙い目な“モテ車”タイプとは？

具体的に、中古車で狙うべき「モテる車」とはどういうものか。
中古車販売現場で多くの車を見てきた中で、以下のタイプが安定して人気です。

・高級感のあるコンパクトSUV（例：トヨタC-HR、マツダCX-3）
・スポーティなセダン（例：レクサスIS、ホンダシビック）
・内装の質感が高く、ナビ・カメラ・ETC完備の車両

中古車は、新車に比べて価格が抑えられるぶん、少し上のグレードも狙えます。
「装備の充実度」が見た目以上にモテ要素になることも多く、特に“助手席に座る側”は細かいところを見ています。

維持費のバランスで冷静な選択を

忘れてはいけないのが「維持費」の存在です。
どれだけカッコよくても、毎月のガソリン代・車検代・自動車税が重くのしかかれば、気持ちの余裕もなくなります。

国土交通省のデータによると、普通車の年間維持費の平均は約16万円。
さらにタイヤやバッテリーなどの消耗品が加わると、年間20万円を超えることも珍しくありません。

・排気量は1.5L以下
・ハイブリッドやアイドリングストップ付き
・車検残や保証あり

こうした中古車は、見た目に加えて“経済的にもモテる”要素を兼ね備えています。

「モテる車」は、結果的に“信頼される車”

「モテたい」と思って車を選ぶのは決して悪いことではありません。
ですが、見た目だけで突っ走らず、ライフスタイル・維持費・年齢とのバランスを見た選び方が大事です。

中古車は選び方次第で、予算を抑えながらも高い満足感が得られます。
自分に似合う車を手にすることで、周囲からの信頼も自然と高まっていく──それが“本当のモテ車”だと私は思います。

購入の際は、信頼できる中古車店で、装備・履歴・保証までしっかり確認したうえで選ぶのがおすすめです。

そして、買った後も長く大事に乗る姿が、いちばん「かっこいい男」に見えるのかもしれません。

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