「中古車なら維持費が安い」と思っていたのに、いざ購入してみると「思ったより税金が高い…」と感じたことはありませんか?
実は、中古車の自動車税は“年式”や“排気量”だけでなく、“所有のタイミング”や“制度上の仕組み”によっても金額が変わるのです。今回は、意外と知られていない「中古車の自動車税の真実」をわかりやすく解説します。
自動車税とは?年間でいくらかかるのか
まず、自動車税(正式名称:自動車税種別割)は、毎年4月1日時点で車を所有している人に課せられる税金です。支払い時期は毎年5月頃で、県税事務所から納付書が送られてきます。
金額は主に排気量によって決まる仕組みです。たとえば普通車の場合、以下のような目安があります。
・1,000cc以下:29,500円
・1,000〜1,500cc:34,500円
・1,500〜2,000cc:39,500円
・2,000〜2,500cc:45,000円
軽自動車は一律で10,800円(※一部自治体により変動あり)。
つまり、中古車を買っても税額は新車と変わりません。
中古車購入の“月”によって税金が変わる?
ここが見落としがちなポイントです。自動車税は「年度ごと」に課税されるため、購入した月によって支払う金額が変動します。
たとえば4月に登録すれば1年分を支払い、10月に登録すれば半年分程度の「月割り」で納付することになります。
逆に、3月に購入すると“2回分”の税金を払うケースもあるため注意が必要です。
・3月に購入 → 前オーナーがその年の税をすでに納付済み
・4月に名義変更 → 翌年度分を新オーナーが支払う
このように、名義変更のタイミングによって税金の負担が重なることがあるのです。中古車販売店で購入する際は、「税金分はどちらの負担になるか」を必ず確認しておきましょう。
年式が古いと“増税”されるケースも
中古車の税金で特に注意すべきなのが、「13年超のガソリン車」や「11年超のディーゼル車」です。
これらの車は環境負荷が高いと見なされ、約15%増税されます。
たとえば排気量1,500ccの車なら、通常34,500円 → 約39,700円にアップ。
古い年式の中古車を安く買っても、毎年の税金で結果的に割高になるケースがあるのです。
沖縄の中古車市場における特徴
沖縄では中古車の流通量が多く、平均年式が全国より約1〜2年古い傾向があります。
理由としては、
・車の使用期間が長い
・塩害での車両ダメージが多く再販価格が下がる
・島内移動中心で走行距離が短い
このため「13年超の中古車」も珍しくなく、結果的に増税対象の車両が多く見られます。購入前には必ず初年度登録日を確認しておくことが重要です。
筆者の考え
「中古車=安い」と思い込んでいた過去の自分に言いたいのは、“税金のタイミング”を知らないだけで損をするということ。
特に年度末や年式の古い車を買う場合は、販売価格だけでなく「年間の維持費」を計算に入れることが大切です。
中古車選びは“購入時の出費”だけでなく、“乗り続けるコスト”まで含めてこそ賢い選択になります。
まとめ
・自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税
・月割り制度があるため、購入時期で支払額が変わる
・13年以上の車は約15%の増税対象
・沖縄では古い年式車が多く、税負担が上がる傾向
中古車購入時は、販売価格だけでなく「税金の仕組み」まで理解しておくことで、無駄な出費を防げます。
“知らないと損する”税金の真実を押さえ、次の中古車選びをよりスマートに行いましょう。
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