中古車を買った後に「やっぱりバックカメラをつけたい」と思う人は多いもの。
しかし、実際に後付けをしてみると「画面が暗い」「配線が見えて不格好」「ナビと連動しない」など、失敗例が後を絶ちません。
今回は、後悔しがちな“中古車バックカメラ後付けの落とし穴”を、失敗する人の共通点から解説します。
なぜ中古車では「後付けバックカメラ」でトラブルが起きやすいのか
中古車ではすでに配線やナビが装着されているケースが多く、そこに“後付け”を行うと相性の問題が発生しやすくなります。
国土交通省の整備事業者調査(2023年)によると、後付け電装品の不具合で最も多いのが「カメラ・センサー系」で、全体の約27%を占めています。
原因は次の3つに集約されます。
・カメラの映像端子がナビ側と合わない
・電源の取り方を誤ってバッテリーが上がる
・車種ごとの配線ルートを理解せず施工している
特にDIYで取り付ける場合、これらのトラブルが起きる可能性はプロ施工の約4倍といわれています。
失敗する人の共通点①:価格だけで選んでしまう
バックカメラの価格はピンからキリまであり、安いもので3,000円台、高品質なものでは30,000円を超える商品もあります。
しかし、安いカメラの中には**防水規格が不明確(IP等級なし)**のものが多く、沖縄のように塩害や湿気が多い地域では、半年で故障するケースも珍しくありません。
「安かったから」と選んだ結果、結局買い替えることになり、総額で倍以上の出費になることもあります。
失敗する人の共通点②:映像の“遅延”を見落とす
中古車でナビを新調せず、そのまま純正ナビにカメラだけ後付けする場合、映像の遅延が発生することがあります。
特に古いナビでは入力端子の信号規格(NTSCやRGBなど)が異なるため、1〜2秒の遅延が起き、駐車時にぶつけてしまう危険性もあります。
見た目の映り具合だけでなく、リアルタイム性も確認しておくことが大切です。
失敗する人の共通点③:取り付け位置を誤る
バックカメラの設置位置は、視界の広さと正確な距離感を左右します。
よくある失敗が「ナンバープレートの横」に設置するケース。
この位置では車の真後ろが映りにくく、左右どちらかが歪んで表示されるため、バックモニターの距離感を誤りやすくなります。
理想的な位置はナンバープレート上部の中央。
ここに設置することで、モニターに映るガイドラインの正確性が高まります。
プロに依頼した場合の費用目安
沖縄県内の整備工場・カー用品店の調査(2024年時点)によると、バックカメラ後付けの費用相場は以下の通りです。
・カメラ本体:8,000〜20,000円
・取付工賃:10,000〜15,000円
・合計:約2万円〜3万円前後
配線が長いミニバンやSUVでは追加費用がかかることもありますが、配線処理や水漏れ対策まで丁寧に行われるため、安心感は段違いです。
筆者の考え
「後付けなら簡単そう」と感じて、DIYを検討した過去の自分に言いたい。
バックカメラはただ“映ればいい”装備ではなく、安全を左右する重要パーツだということ。
映像トラブルや誤配線によるバッテリー上がりなど、安易な判断が思わぬリスクを招きます。
プロ施工を選ぶことで、取り付け後のトラブルも減り、見た目もスッキリと仕上がるのが現実です。
まとめ
・中古車ではナビや配線の相性トラブルが多い
・安価なカメラは防水性や耐久性に注意
・取り付け位置を誤ると視界が歪む
・プロ施工なら費用は約2〜3万円が目安
中古車の“後付けバックカメラ”は、価格よりも安全性と信頼性を重視することがポイントです。
失敗しないためには「安さ」ではなく、「安心」で選ぶ判断力が求められます。
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