中古車を買う時、多くの人が気にするポイントのひとつが「事故率が高いのでは?」という不安です。特に沖縄は車社会で走行距離も伸びやすく、車の状態が気になる場面も多いです。そこで今回は、公的データをもとに“中古車は本当に事故率が高いのか”を検証します。結論を先に述べると、中古車だから事故率が高いわけではありません。むしろ重要なのは年式や整備状態であり、適切に選べば安全性は新車と大きく変わらないと言えます。
ここでは中古車の事故率にまつわる誤解をほどき、「中古車選びで何を見るべきか」が分かる内容をまとめています。この記事を読めば、車選びに必要な“安心材料”が増えるはずです。
事故率は“車の年式”で大きく変わる
国土交通省の事故統計によると、事故に関係する要因の多くはドライバーの操作ミスや環境要因であり、車種や中古・新車の区別は決定的な要因ではありません。
事故につながりやすいのは次のような車です。
・古い年式で安全装備が少ない
・ブレーキやタイヤなどの消耗部品が劣化している
・定期整備の記録が不足している
特に年式が古い車は、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報といった“予防安全装備”が装備されていないケースが多く、新車と比べた際に事故リスクが高くなりやすいと言えます。
ただし、これは“中古車だから”ではなく、“古い車だから”という理由である点がポイントです。中古車でも比較的年式が新しい車や、定期点検が行われている車は事故率が低い傾向があります。
整備履歴が事故リスクを左右する理由
事故発生につながる車側の要因の多くは整備不足です。たとえば以下の項目は、劣化したまま放置すると事故につながる危険があります。
・タイヤ(摩耗・空気圧不足)
・ブレーキパッド・ディスク
・サスペンションの劣化
・エンジン不調による失速
国土交通省のデータでは、整備不良が直接の原因となる事故は全体の数%ですが、“重大事故につながりやすい”傾向があります。これは中古車購入後のメンテナンスによって十分に防げるものです。
つまり、中古車の事故リスクは「過去ではなく“これからの整備”で大きく下げられる」ということです。
よくある誤解:「中古車=故障しやすい=事故率が高い」
中古車に対するイメージの多くは、実際のデータよりも過去の経験や噂に基づいています。
・走行距離が多い
・前オーナーの使い方が分からない
・部品が劣化している
こうした理由から「中古車は新車より危険」というイメージを持つ人は多いですが、実際には適切に整備された中古車は事故率が高くありません。
むしろ、定期点検をしない新車より、整備の行き届いた中古車のほうが安全に走れるケースもあります。中古車販売の現場での経験でも、しっかり整備された車ほどトラブルが少ないと感じています。
中古車を安全に乗るためのチェックポイント
中古車でも事故率を下げるために見るべきポイントはシンプルです。
・整備記録簿が残っているか
・タイヤ・ブレーキなど消耗品の状態
・修復歴の有無
・衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備
・購入後の定期点検をきちんと行う
特に安全装備は中古車市場でも価格差に影響しやすいポイントで、事故リスクにも直接関係します。年式が新しい中古車ほど装備は充実しているため、購入時の基準として重視する価値があります。
中古車を選ぶ未来が変わる
中古車の事故リスクは「中古か新車か」で決まるのではなく、「整備・年式・安全装備」で変わります。このポイントを理解して選べば、安心して中古車を購入できます。
この記事を読んだ人が、不安よりも“納得”を持って中古車選びができるようになることを願っています。中古車市場は選び方次第で賢く・安全に利用できる世界です。と、過去の自分にも言いたいところです。
私自身の意見としては、もっと中古車の価値が正しく伝わるべきだと感じています。整備を続けて大切に乗れば、中古車は十分に安全で、コストパフォーマンスも高い選択肢です。沖縄の車社会でも、中古車は賢く乗れる重要な選択肢になり続けると思います。
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