査定で車の下をのぞいた瞬間、私は思わず無言になりました。
外装はきれい。室内も大切に使われています。ところが下回りには、潮風のあとがしっかり残っていました。海沿いで使われた中古車は、見た目だけでは判断できない。これは査定現場で何度も感じることです。
潮風は見えない敵になる
沖縄では、海の近くを走る機会が多くあります。潮風に含まれる塩分は、金属部分に付きやすく、時間がたつとサビの原因になります。
とくに注意したいのは下回りです。ボディは洗車できれいでも、車の下までは毎回洗えません。査定では、次の場所を重点的に見ます。
・マフラーのサビや穴
・車体の骨組みのサビ
・足回りのボルトの変色
・ブレーキ周辺のサビ
・防錆塗装のはがれ
今回の中古車は、走行距離は約8万kmでエンジンも良好でした。しかし、下回りのサビが進んでいたため、査定額は想定より下がりました。
海沿いの車は手入れで差が出る
私は、海沿いで使った中古車が悪いとは思いません。大切なのは、使用後の洗い流しと定期的な点検です。
月に1回でも下回りを水で流す。車検や点検時にサビを確認する。この小さな習慣が、売る時の価格を守る「査定額防衛」になります。
中古車を長く安心して乗り、手放す時も損を減らすためには、外装のツヤより下回りを見ること。見えない場所こそ、車の本当の価値が出ます。
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