こんにちは、ネクサスユーカーの査定担当です。
先日、うるま市の方から一本の電話。
「軽だけど、そろそろ手放そうか考えててよ~。でもまだまだ全然走るよ、もったいない気もするんだけどねぇ」
はい、きました。
沖縄でよく聞く名言ランキングTOP5に入るであろう、 「この車、まだ乗れるさー」。
この言葉、実に深い。愛着なのか、節約魂なのか、はたまた“次の車買うのがめんどい”なのか…。
ご対面:年式にビックリ
ということで、後日ご自宅に伺ってみると、そこにいたのはスズキのワゴンR(平成18年式)。
まず思ったのが、「おぉ…がんばってる…!」
ボディは全体的に色あせてて、屋根は塗装がだいぶクリア落ち。
エアコンつけると、ちょっとだけ酸っぱい風が出てきたけど、オーナーさんはにっこり。
「冷えるよ~。ちょっと時間かかるけど、冷える冷える。」
これ、うちなータイムのエアコン版ですな。
走行距離の壁
メーターを見てみると、24万km。
しかも、オイル交換ステッカーが助手席の上にびっしり。
「ちゃんと整備してるさ。オイルはこまめに替えてるし、バッテリーも去年替えたよ!」
…うん、そこは本当に素晴らしい。
でもやっぱり、24万kmってなると、再販するのは難しいライン。
部品取りや海外輸出も視野に入るレベルです。
査定額、出ました
いろいろ確認した結果…
査定額:3,000円。
沈黙。
「えっ!?3万くらいにはなるかと思ったのに〜!」
と肩を落とすオーナーさん。
でもちゃんと説明しました。
年式、走行距離、ボディの状態、内装の痛み…それらを加味して、この金額が限界ですと。
意外な結末
「そっか〜、じゃあ鉄くずにするのもなんだし…」
と、その場で売却を決断。
「でもありがとうね!ちゃんと話してくれて納得したよ。あんたみたいな若い子がちゃんとしてると嬉しいさ〜」
…若い子。
(40歳手前の私、ちょっとだけ泣いた)
まとめ:車は“動く”だけじゃ価値じゃない
今回のように「まだ乗れる=高く売れる」ではないんです。
中古車の価値は、“今の市場”と“次のオーナーにとってどうか”で決まります。
いくら愛着があっても、走行距離や年式は正直なもの。
でもその気持ち、ちゃんと汲み取りながら査定するのが、我々の仕事だと思っています。
というわけで、本日も「乗れるさ〜」な軽と向き合ってきます!
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