こんにちは、ネクサスユーカーの査定担当です。
今回は、いわゆる“買取現場あるある”の中でも、心にグサッときた思い出を一つお話ししたいと思います。
タイトルにある通り、子どもに思わぬ一言をぶつけられて、思わず言葉に詰まってしまったエピソードです。
ご自宅にて、思い出のセレナ
ある日の午後。
那覇市のとあるお宅に、日産セレナの査定依頼で訪問。
家の前には、少し色あせたけどピカピカに洗車されたセレナが止まっていました。
「家族旅行も全部この車だったよ~」
と笑いながら話すお父さんの横には、5歳くらいの小さな女の子。
最初は人見知りしてたのに、査定が終わる頃には私の周りをくるくる回ってて、可愛かったなぁ。
その一言、刺さります。
車体の下回り、室内、傷チェックをして、そろそろ査定額の話をしようか…というタイミングで、その子が言ったんです。
「ねえパパ、この車どうするの?」
お父さん:「うーん、そろそろ違う車に替えようかって話してるのよ~」
すると…
「なんで?なんで売るの?この車、おばあちゃんちにも行ったし、ディズニーも行ったよ?」
ぐっ…!!!
お父さん、苦笑い。
私も動揺。査定額の話、しづらすぎる空気に一気に変わる(笑)
愛着と経済の間で揺れる気持ち
たしかに、車ってただの「モノ」じゃないんですよね。
とくにファミリーカーって、子どもの成長とともに思い出が詰まっている。
「売る理由=壊れたから」じゃなくて、
「そろそろ買い替えどきかな」って、実に合理的な判断なんだけど…
子どもにはそれがまだ分からない。
だからこそ、その“素直すぎるひとこと”が、大人の心に刺さるわけです。
最後には笑顔で「バイバイ」
査定額を伝えた後、お父さんとお母さんは少し相談して「売却決定」。
納車は来週。
お別れ前、女の子が車の横に行って、小さな声で言ってました。
「バイバイね。また誰かのおうちで頑張ってね」
…なんだよ、泣かせにくるなよ、もう。
(おじさん、車よりもあなたの成長に感動だよ)
まとめ:「売る」っていうより「受け継ぐ」
この仕事をしていると、車の“価値”は査定額だけじゃないと感じる場面がよくあります。
だからこそ、私たちは“金額”以上に、その車の“ストーリー”も受け取って、次に繋げる努力をしています。
思い出ごと、きちんと受け継ぐ。
それが、ネクサスユーカーのやり方です。
今日もまた、新しい“バイバイ”に立ち会ってきます。
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