沖縄のドライバーにとって最大の敵、それは“錆”です。台風の多いこの地域では、車の下回りや細部に潮風や湿気が入り込み、気づかぬうちにサビが進行していることも少なくありません。
今回は、現役中古車販売員として数百台を見てきた私が、沖縄の過酷な気候でも長持ちする中古車選びと、購入後の錆対策について解説します。
沖縄で車が錆びやすい理由とは?
沖縄は、
年間平均湿度が70%を超える高湿度地帯
台風シーズンには海水を含んだ風雨にさらされる
沿岸地域が多く、潮風による塩害が常に発生
という条件が揃っており、車にとっては「錆びやすい三重苦」のような環境なのです。
特に中古車は、新車と比べて既に経年劣化が進んでいるため、早めの対策がカギになります。
錆びやすい部位ベスト5(沖縄版)
下回り全体(特にマフラー・フレーム)
ドアヒンジやステップ部分
ホイールハウスの内側
トランクやエンジンルームの縁
ワイパー下の水抜き穴周辺
一見見逃しがちな部分も含まれており、普段の点検では気づきにくいのが厄介です。
中古車購入前に確認したい「錆対策済み車両」ポイント
購入前に注目すべきポイントは以下の3つ:
1. アンダーコート済みかどうか
シャーシ下部に錆止め処理がされているか確認。特に県外から仕入れた車両は未施工の場合も多い。
2. 納車前に錆止め施工ができる店舗か
店舗によっては、有料・無料で追加施工できるところも。事前に聞いておきましょう。
3. ガラスコーティングの有無
塩分がボディに付着しても簡単に洗い流せるので、意外と錆び防止に効果的です。
購入後のメンテナンスが未来の修理費を救う!
「もう買ってしまったから…」と諦めるのは早いです。以下のような日常ケアを実施することで、サビの進行を抑えることが可能です。
雨や潮風にさらされた後は、なるべく早く洗車する
洗車時に車体下部も水で流す
年に1〜2回は防錆スプレーを活用
定期的な点検(特に台風明け)で錆の早期発見
実話:サビに無頓着だったお客様の失敗談
以前、那覇市のお客様で「見た目がキレイだから」と即決購入された方がいました。数ヶ月後、エンジンルーム内の錆が原因でラジエーターに穴が空き、修理に8万円以上かかったというケースも。
あのとき、アンダーコートと点検をおすすめしていれば…と、今でも後悔の念が残ります。
まとめ:台風対策は車選びから始まっている
沖縄で中古車を選ぶ際、「錆に強いか?」という視点は絶対に欠かせません。見た目のキレイさだけで判断せず、施工歴やメンテナンス性、店舗のアフターサポート体制まで含めて選ぶことが、後悔しない秘訣です。
潮風と台風の島・沖縄だからこそ、車選びにも“防錆意識”を持ちましょう。大切な家族を乗せる車だからこそ、安全で長持ちする1台を一緒に探しましょう!
nexus U-Car|沖縄の中古車探しは全軽自動車撥水ボディガラスコーティングサービスのネクサスユーカーへ
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