中古車と聞くと「安い」というイメージを持つ人は多いでしょう。しかし、実際に購入してみると「思っていたより高かった」「最終的な総額がよくわからなかった」と感じる方も少なくありません。
では、中古車は本当に“安い買い物”なのでしょうか?この記事では、中古車販売の現場で実際に取り扱っている販売員の視点から、その内訳と現実をわかりやすく解説します。
本体価格だけでは比較できない「総額」の仕組み
中古車の価格には「本体価格」と「諸費用」の2つがあります。本体価格だけを見ると確かに新車より安いですが、諸費用を含めた総額で考えると、見えてくるものが変わります。
諸費用には以下のようなものがあります。
・自動車税(購入月によって変動)
・自賠責保険料
・重量税
・リサイクル料金
・登録手数料
・車庫証明費用
・納車整備費用
・保証料(任意)
本体価格が80万円の中古車でも、諸費用が15万〜25万円程度加わるケースが一般的で、結果として総額は100万円を超えることも珍しくありません。
「安い車」の裏にあるコスト
中古車販売店によっては、本体価格を極端に安く設定し、その分を諸費用で補うような販売方法をとっているケースもあります。これにより「激安車に見えて実は割高」という現象が起きやすくなります。
たとえば、他店と比べて本体価格が20万円も安い車があっても、整備費や保証が付いておらず、あとから追加費用がかかることがあります。最終的に支払う総額は、むしろ相場より高くなる可能性もあるのです。
相場と比較するには「総額」で見よう
中古車の価格を正しく比較するには、必ず「総額」で考える必要があります。価格比較サイトやポータルサイトでも「支払総額」の表示があるものを優先的にチェックしましょう。
日本自動車販売協会連合会によると、2024年時点での軽自動車の平均販売価格は約95万円、普通車では約150万円となっています(支払総額ベース)。この数字と照らし合わせながら検討することが、損をしない中古車選びの第一歩です。
安く買うために知っておくべきポイント
中古車を“賢く安く”買うためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
・総額で表示している店舗を選ぶ
・保証の有無と内容を確認する
・整備内容(オイル交換、ブレーキ整備など)を確認する
・車検の残り期間をチェックする
・追加オプション費用が含まれているか確認する
これらを事前に把握しておくことで、「想定外の出費」を避けることができます。
市場に伝えたい中古車販売の本音
販売店として正直にお伝えすると、「中古車は安い」と言い切るのは実は少し危ういです。なぜなら、車には維持費・整備・保険・税金といった“見えないコスト”が付きまとうからです。
しかしその一方で、新車より初期費用を抑えられ、状態の良い車を探すことも可能です。つまり、“安さ”というよりも“コスパ”の観点で考えることが、後悔しない中古車選びにつながると考えています。
自分に得を残す買い方とは
中古車は「買ったら終わり」ではありません。数年にわたり使う資産です。だからこそ、見た目の価格に惑わされず、将来的な維持費やトラブルリスクも含めた“総合的な価値”で判断することが、未来の自分にとっての得になります。
その選び方こそが、大人にふさわしい中古車購入のスタイルではないでしょうか。
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