中古車を買うとき、多くの人が「安くてお得に手に入れたい」と考えます。しかし、購入後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうケースは少なくありません。とくに初めて中古車を買う方は、情報不足や経験のなさから、ある“共通のミス”をしやすい傾向があります。
この記事では、その代表的な失敗例と対策を、わかりやすく解説します。
最も多い後悔は「総額を確認しなかったこと」
中古車購入で最も多い後悔は、「表示価格だけで判断してしまった」というものです。
中古車サイトや店頭で見かける価格は「車両本体価格」であることが多く、実際にかかる費用はこれだけでは済みません。支払い時には以下のような費用が加算されます。
・自動車税(購入月によって変動)
・登録手数料
・リサイクル料金
・車庫証明費用
・納車整備費用
・自賠責保険料
・重量税
・保証加入費用(任意)
たとえば、車両本体価格が80万円でも、総額が100万円を超えることはよくある話です。この“諸費用”をしっかり確認していなかったために、「安いと思っていたのに、結局高くついた」と感じてしまうわけです。
金額だけでは見抜けない「状態の悪さ」
もうひとつ多い後悔が「車のコンディションが悪かった」というものです。年式や走行距離だけでは車の状態は判断できません。整備記録や点検歴がない車は、たとえ外観がきれいでも内部に問題を抱えている可能性があります。
国土交通省のデータによると、購入後2年以内に整備が必要となる不具合の約3割が、購入時点では発見されていなかったという報告もあります。
とくに初心者は、見た目や価格だけで決めてしまうことが多いため、結果的に修理費がかさみ「安く買ったつもりが割高だった」と感じるケースが多発しています。
後悔を避けるための3つの対策
中古車購入で後悔しないためには、以下のポイントを確認しておくことが重要です。
1.支払総額を必ず確認する
価格比較は「本体価格」ではなく「総額」で行うことが基本です。見積書をしっかりもらいましょう。
2.整備・保証の有無をチェックする
整備なし・保証なしの車はリスクが高くなります。保証がある車両を選ぶことで、後の修理費を大きく減らせます。
3.信頼できる販売店を選ぶ
事前に説明や点検内容を詳しく伝えてくれる店舗を選ぶことが、もっとも確実なリスク回避になります。
市場への提言:総額表示の義務化が求められる
中古車業界全体として、総額表示の透明性がまだ不十分だと感じています。あいまいな費用設定や見積もりの提示が遅い店舗では、購入者が納得して買える環境が整っていません。
この状況を改善するには、総額表示の義務化と、整備履歴・車両状態の開示が重要です。中古車を買う人が安心して選べる環境を、業界全体で整えていくことが求められています。
「中古車購入は不安」という時代を終わらせるために
中古車は「安さ」だけで選ぶものではありません。状態・保証・整備・アフターサービスなど、目に見えない“安心”がセットになって初めて「本当に得な買い物」になります。
これから中古車を検討している方には、価格の内訳を丁寧に見て、信頼できる店舗で、将来のトラブルを見越した選び方をしてほしいと思います。
それが、5年先も10年先も「この車にしてよかった」と思える未来につながります。
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