中古車を買うとき、「失敗したくない」と思うのは誰しも同じです。しかし、車にくわしくない方ほど、見落としやすいポイントがいくつか存在します。仕事や家族との生活において車が重要な役割を担っているため、失敗による損失はできる限り避けたいところです。
そこで今回は、中古車販売の現場で実際によくある「買ってはいけない中古車」の特徴を3つに絞って解説します。購入前に知っておくことで、トラブルや後悔を避ける判断材料になります。
1. 修復歴ありを隠している車
もっとも注意すべきは「修復歴を隠している車」です。修復歴とは、過去に骨格部分(フレーム)を修理した履歴のある車のことを指します。これは見た目では判断しづらく、知識がないと見抜くのは難しいです。
中古車の売買において、修復歴の有無は車の価値に大きく影響します。日本自動車査定協会によると、修復歴のある車は、同等条件の修復歴なし車と比べて最大30%以上、買取価格が下がる傾向があります。つまり、将来の下取りや売却でも損をするリスクが高いということです。
修復歴がある車すべてがダメというわけではありませんが、販売店がそれを「正直に開示していない」場合は要注意です。信頼できる店選びが非常に重要になります。
2. 整備履歴が不明な車
2つ目の特徴は「整備履歴がはっきりしない車」です。走行距離が少なく、年式も新しいように見えても、過去の点検記録がない車は避けた方が無難です。
国土交通省が公表した自動車点検整備推進運動のデータによると、定期点検を受けていない車のうち、約34%でブレーキ系統などの重大な整備不良が確認されたとされています。見た目がきれいでも、内部にトラブルを抱えている車は多く存在します。
購入前に、点検記録簿(整備手帳)の提示をお願いし、過去にどのような整備がされてきたのか確認することが、将来のトラブル回避に直結します。
3. 安すぎる価格の車
「相場より極端に安い」中古車には必ず理由があります。一般的な価格より20万円以上安い車は、なにかしらのリスクを抱えている可能性が高いと考えてください。
たとえば以下のようなケースがあります。
・水害地域での使用歴がある
・メーター改ざんの可能性
・長期間放置されていた車
・法人やレンタカー用途で酷使されていた
一見お得に見えても、購入後に修理費がかさみ、結果として「高くついた」というケースも非常に多く見受けられます。
安さに飛びつく前に、「なぜ安いのか?」を冷静に見極める視点を持つことが大切です。
安心できる車選びをもっと身近に
中古車業界全体として、消費者が安心して購入できる環境をもっと整備していく必要があります。とくに初めて中古車を買う人や、家族のために買う人にとって、安心・安全は価格以上に大切です。
中古車の「売買」は、単なる物のやり取りではなく、生活に直結する選択です。だからこそ、情報の開示や説明の透明性を高め、疑問や不安をなくす工夫が市場全体に求められています。
買ってから後悔しないためにできること
中古車を買ってから「こんなはずじゃなかった」と思わないためには、以下の点を意識しておくことが大切です。
・相場より大きく安い車には裏がある
・整備記録と修復歴の確認は必須
・販売店が誠実に説明してくれるかどうかを見る
これらを確認するだけで、将来の出費やストレスを大きく減らすことができます。
安心できる中古車を選ぶことは、これからの生活に「移動の自由」と「安心」を与えてくれる投資になります。買ってからも長く乗り続けられる、そんな一台と出会えるための判断力を持つことが、40代以降の大人に求められる“賢い買い方”です。
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