スマートフォンやパソコンで手軽に車を探せる時代になりました。ネットで「中古車」を検索し、好みの外観・価格帯を見て、購入を決める方も増えています。しかし、ここには大きな落とし穴があります。
中古車選びにおいて、写真だけを見て決めるのは非常に危険です。特に40代以上の方にとって、車は仕事・家族・生活の中心となる存在。選び方ひとつで、その後の安心もトラブルも大きく変わってきます。
写真では“見えない”3つの重要ポイント
インターネットに掲載されている中古車の写真は、あくまで販売店が見せたい角度、明るさ、加工された画像であることが多く、状態を正確に判断するには不十分です。以下のような情報は、写真からは読み取れません。
車両のにおい(タバコ・ペット臭など)
車内の臭いは写真に写りません。現車確認なしで買った方が「車に乗るたびにストレス」と感じてしまう大きな要因のひとつです。
小さなキズやへこみ
写真の撮影角度や光の当て方によって、細かいキズや色ムラは隠れてしまうことがあります。とくにドアのエッジやバンパー下部などは要注意です。
機関系の状態(エンジン音・ブレーキ・タイヤ)
試乗しない限りわからない部分です。実際に音が大きかったり、ブレーキが引きずっていたりして後悔するケースも少なくありません。
現車確認をしなかったことで起きるリスク
一般社団法人日本中古自動車販売協会連合会によると、中古車購入者のうち、約18%が「購入後すぐに何らかの不具合を感じた」と回答しています。その原因の多くが、現車確認なしでの購入や、販売店の説明不足でした。
たとえば、写真では内装がきれいに見えても、実際にはシートにカビ臭が残っていたというケースや、足回りにサビが多く走行に不安があったという事例もあります。特に沖縄など潮風が強い地域では、下回りのサビは深刻な問題になります。
写真を信用しすぎないための対策
写真を参考にすること自体は問題ありませんが、それだけで判断してしまうのは非常にリスクが高いです。以下のような対策をとることをおすすめします。
・必ず現車確認をする
・店舗へ足を運べない場合は動画撮影やリモート説明を依頼する
・不明な点は見積書にすべて明記してもらう
・保証内容の有無とその条件を確認する
このような対応をとるだけで、トラブルの大半は回避できます。
可視化の標準化
中古車市場全体に対して思うのは、写真や価格だけでなく「状態の透明化」がもっと進むべきだという点です。とくに地方では、現車確認がしにくいお客様も多く、販売店側の丁寧な説明や動画提供などがスタンダードになってほしいと感じています。
販売は「売買」という契約ですが、その本質は「信頼」にあります。見えない部分まで伝える姿勢こそが、販売店の信頼を築き、リピーターを生むと考えています。
一手間を惜しまない
中古車選びで後悔しないために必要なのは、「写真だけではわからない情報を知る努力」です。その一手間を惜しまずに確認することで、数年先も安心して乗れる1台と出会える確率が大きく上がります。
生活の足として、家族の安全を乗せるものとして、そして資産としての「中古車」。後悔のない選び方をすることが、未来の自分と家族への最善の選択になります。
nexus U-Car|沖縄の中古車探しは全軽自動車撥水ボディガラスコーティングサービスのネクサスユーカーへ
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