中古車選びで「事故歴あり」と聞くと、多くの人が候補から外してしまいます。しかし、実は事故歴＝即NGというわけではありません。
中古車の「売買」や「買取」の現場にいる立場として、修復歴車でも安心して選べる基準を解説します。

事故歴・修復歴とは何か

まず、「事故歴」と「修復歴」は違うということを理解しましょう。
一般的に「修復歴」とは、車の骨格部分（フレームやピラーなど）を修正・交換した履歴のことを指します。
一方で、バンパーやドアの交換・修理は修復歴には含まれません。

つまり、「事故歴あり」と言っても、修復歴に該当しない軽い修理であれば、性能や安全性にはほとんど影響しないこともあるのです。

修復歴車を選ぶ際の判断基準

修復歴車でも、以下のポイントを押さえれば安心して購入できます。

・事故の内容と修復箇所が明確に開示されている
・修理が認定工場や専門業者で行われている
・修復後の走行テストや診断で問題がない
・アライメント調整（タイヤの向きや角度）が適正
・販売店が保証を付けて販売している

これらが確認できる場合、修復歴車でも通常の走行や安全性に問題はありません。

実は「コスパの良い選択肢」になることも

修復歴車は市場価格より20〜30％安く設定されることが多いです。
そのため、同じ年式・グレードでも割安に購入できるメリットがあります。

たとえば、沖縄で人気のコンパクトカーも、修復歴があることで数十万円安く手に入るケースもあります。
走行距離が少なく、しっかりと修理された車であれば、「中古車のコスパ重視」の方には選択肢になるでしょう。

修復歴車のリスクと注意点

ただし、リスクもあります。

・将来の「買取」や「売却」で査定が下がる
・万が一の再衝突時の安全性への不安
・修理が不十分だとタイヤの偏摩耗や直進安定性に影響

特に買取や売買を意識する方は、「修復歴車は査定でマイナス評価される」点を理解しておく必要があります。

もっと情報開示を徹底すべき

中古車業界では、まだまだ修復歴の情報開示が不十分な店舗もあります。
私は、「事故内容」「修理箇所」「修理方法」を正直に提示し、買い手が納得して選べる環境が整うべきだと考えます。

沖縄の中古車市場でも、潮風や道路環境で車に負担がかかる分、修復歴だけでなく下回りのサビの確認も重要です。

情報を得た上で選ぶ

修復歴車は絶対NGではありません。
「しっかり修理された履歴」「保証付き」「信頼できる販売店」が揃っていれば、コスパの良い買い物になります。

将来の「買取」や「売却」を考えつつ、納得できる中古車選びをすれば、安心してカーライフを楽しむことができるでしょう。

と、過去の自分に言いたい。自戒も込めて、安さだけでなく「何を選び、どう乗るか」が重要だと今ならわかります。

nexus U-Car｜沖縄の中古車探しは全軽自動車撥水ボディガラスコーティングサービスのネクサスユーカーへ

所在地　 : 〒901-0306 沖縄県糸満市西崎町3-7-7
連絡先　 : 098-994-5000
営業時間 : 9:30 〜 18:30
休日　　 : 土日/祝日