中古車選びで「掘り出し物に出会いたい」と思うのは自然なこと。しかし、どんな車がプロから見て“掘り出し物”と呼ばれるのか、その条件は意外と知られていません。この記事では、中古車販売の現場で実際に仕入れを行う立場から「条件の良い中古車」の見極めポイントを解説します。
仕入れの現場で最初に見るのは“使用歴”
掘り出し物かどうかを判断する上で、まず重要なのがその車の「使用歴」です。
・ワンオーナー車かどうか
・営業車やレンタカーなどの業務利用履歴がないか
・定期的に点検整備されていたかどうか(記録簿の有無)
特にワンオーナーで記録簿がしっかり残っている車は、整備状況も良く予測外のトラブルが少ないため、プロの仕入れ担当者が最優先でチェックします。
相場より安いには“理由”がある
「安い=掘り出し物」と思いがちですが、それだけでは判断できません。相場より安すぎる車には必ず理由があります。
・修復歴がある
・走行距離が極端に多い
・外装に目立つ傷や色あせがある
・メンテナンス履歴が不明
もちろん、修復歴があっても走行や安全性に問題がない車もあります。ただし、その“見極め”はプロでないと難しいため、こうした車を買う際は信頼できる販売店に任せるのが無難です。
プロが注目する「見えない部分」
見た目の綺麗さ以上に、プロが大事にしているのは“車の内面”です。
・エンジン音や吹け上がりに違和感がないか
・足回りのブレや異音がないか
・下回りに錆や腐食が出ていないか(特に沖縄のような塩害地域では重要)
とくに沖縄で中古車を選ぶなら、錆対策されているかどうかが鍵になります。下回りの防錆コートや、定期的に洗浄されていた形跡がある車は、長く安心して乗れる“掘り出し物”になり得ます。
走行距離は「年間1万km」が目安
掘り出し物の基準として「走行距離」は必ず話題に上がります。一般的に、年間1万km以内で走行されていた車は適正とされ、長持ちしやすい傾向があります。
たとえば5年落ちで5万km以内の車は、プロの目から見ても“理想的な仕入れ対象”です。一方、3年で9万km以上走っている車は、どんなに外見が綺麗でも注意が必要です。
掘り出し物を選べる“未来”のために
このブログを読んでくださった方が、もし中古車を購入しようと考えているなら――
・価格の安さだけでなく、使われ方や整備履歴まで見る
・店頭ではエンジン音や下回りも確認する
・信頼できる中古車店を選ぶ
この3つを意識することで、いわゆる“ハズレ車”を避け、長く満足できる1台に出会える確率がぐっと上がります。
私自身、これまで多くの中古車を仕入れてきた中で、「なんでこれがこの価格で残ってたの?」と感じる本当の掘り出し物に出会うことがあります。ただし、それは偶然ではなく、必ず“理由”と“見極め”があるのです。
中古車選びは、知っているか知らないかで結果が大きく変わります。掘り出し物を選びたいなら、まずは正しい判断基準を手に入れることが第一歩です。
nexus U-Car|沖縄の中古車探しは全軽自動車撥水ボディガラスコーティングサービスのネクサスユーカーへ
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