中古車を「査定0円」と言われたとき、多くの人は「ああ、もう価値がないのか…」と落ち込んでしまいます。しかし、実はその車が“売れる”ケースは少なくありません。「なぜ?」と疑問に思った方にこそ読んでいただきたいのが、今回のテーマです。
なぜ「査定0円」の車が売れるのか
買取店などで査定がつかない車は、一般的には年式が古い、走行距離が多い、事故歴がある、故障しているなどの理由があります。しかし、以下のような事情で価値が再評価されることがあります。
・部品として価値がある(エンジンやミッションなど)
・海外輸出で需要がある(例:東南アジア、中東)
・整備・清掃によってリフレッシュできる
・人気車種で「修理して再販」されるルートがある
査定額はあくまで国内市場の再販基準で算出されたものであり、「売れない」=「価値がゼロ」ではありません。
実際に流通している“0円査定車”の例
日本自動車査定協会(JAAI)のデータによると、年間およそ40万台以上の使用済み車両が輸出または部品取り車として処分・売買されています。特に軽自動車やコンパクトカーは部品需要が高く、車両状態に関わらず取引されることも多いです。
たとえば走行距離20万km超え、10年以上経過した車でも、海外では「低走行・高年式」扱いになるケースがあります。市場によって価値基準はまったく違うのです。
「0円査定」の車を売る際に気をつけたいこと
「査定0円」と言われても、すぐに廃車にするのはもったいない場合があります。以下のようなポイントを抑えると損を避けられます。
・複数の業者に査定を依頼する(特に輸出ルートを持つ業者)
・廃車費用が無料になるか確認する
・書類や所有権がクリアか事前にチェックする
・車検が残っているかどうかも価格に影響する
「買取よりも、譲渡・委託販売・輸出手続き代行」といった選択肢も含めて検討しておくと、より納得できる売却ができます。
売れた理由を知れば、次に活かせる
「査定0円だったのに、3万円で引き取ってもらえた」「廃車予定だったのに海外に輸出された」――こうした話は珍しくありません。車の価値を決めるのは、目の前の業者だけではなく、その車を必要とする誰かの存在です。
これから中古車を「買取」または「売却」しようとしている方は、まず「0円=無価値ではない」と知っておいてください。そして、売る手段を1つに絞らないこと。それが、損をしない売買への第一歩です。
私自身も、「0円です」と言われた時点で手放してしまっていたら、知らないうちに損をしていたかもしれません。だからこそ、中古車にまつわるこうした“裏事情”は、もっと知られるべきだと強く思います。
未来の自分が後悔しないように。「査定0円」と言われたその時こそ、情報を武器に、より良い選択をしていきましょう。
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