中古車の「保証ナシ」販売が存在する理由
中古車を選ぶとき、「保証あり」と「保証なし」の違いに目が行くことは多いと思います。とくに中古車販売店で「保証なし」と書かれていると、「なにか不具合があるのでは?」と不安になる方もいるでしょう。
ですが実は、「保証をつけないことで価格を安く設定する」ことが目的であるケースが非常に多いのです。特に仕入れ価格が安く、短期で在庫回転させたい店舗は、保証を省くことで利益と回転率の両方を狙っている傾向があります。
保証なし車両が多い店舗の特徴
・圧倒的に価格が安い
・納車整備の記載が簡素、もしくは「現状渡し」
・仕入れ先がオークション中心で回転重視
・在庫車が多く入れ替わりが激しい
・保証プランはオプションとして用意されている
このようなお店では、車の状態にバラつきがあり、短期間での現金化を優先していることが多いです。販売価格は抑えられているものの、購入後の整備やトラブル対応は購入者自身にゆだねられることになります。
整備・保証がないと何が問題になるのか
保証がない場合、購入後に発生した不具合はすべて自己負担となります。たとえばエンジンの異常やミッションの故障があった場合、数十万円の修理費が発生することもあります。
国土交通省の自動車点検整備推進運動資料によれば、登録車の約20%にブレーキ関連の整備不良が見つかるという報告もあり、保証なし車両の「現状渡し」の危険性は見逃せません。
“保証あり”との価格差はどれくらい?
実際の市場では、同グレード・同年式・同走行距離の中古車でも、「保証あり」と「保証なし」で10~20万円の価格差があることも珍しくありません。ですがその差額で、エンジンやエアコン、ミッションなどの保証が1~3年つくのであれば、結果的には「安くつく」可能性も高いのです。
あえて保証なし車を選ぶメリット
一方で、整備経験がある人や、自分で不具合を見極められる人にとっては、保証なしでもお得に購入できるというメリットもあります。たとえば軽微な傷や内装の使用感を許容できるなら、保証なしの格安車両でも十分な選択肢になり得ます。
購入前に確認しておくべきこと
・保証の有無と内容(部品範囲・期間)
・納車前整備の有無とその範囲
・車両状態説明書の開示(第三者評価の有無)
・万が一の際の修理費用目安
これらをしっかり確認したうえで、保証あり・なしを選ぶことが大切です。
中古車選びは「価格」より「安心感」も重視して
中古車は「買って終わり」ではなく、「乗り始めてから」がスタートです。たしかに保証を省けば、初期費用は抑えられるかもしれません。しかしトラブル時のリスクや修理費を考えると、信頼できる店舗で保証付きの車を選ぶのが、長期的には「お得」になることが多いです。
と、過去の自分に言いたいくらい、保証なし車での失敗も見てきました。
中古車を検討される方は、目先の価格にとらわれず「保証の有無」もしっかりチェックして、納得のいく1台に出会っていただければと思います。
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