プロが避けるのには理由がある
「プロが買わない車って、どんな車なんですか?」
よく聞かれる質問ですが、答えはとてもシンプルです。
“リスクが高すぎる車”は、たとえ安くても買いません。
中古車は一台一台コンディションが違います。
その中で「見た目はきれいでも中身に不安がある」「将来トラブルになりそう」な車は、経験を積んだ業界人ほど避ける傾向があります。
今回は、現場で本当に買わないと判断される“要注意車”の特徴を解説します。
見た目はOK、でも「中身が怪しい」車
一番避けるのが、走行距離が極端に少ない古い車です。
たとえば「平成20年式、走行2万キロ未満」と聞くと良さそうに思えますが、
業界的には「10年以上も走っていない時間が長い=オイルやゴム類の劣化が進んでいる」と判断します。
・バッテリー上がりや配線トラブルのリスクが高い
・ブレーキや冷却系パーツが固着している可能性がある
・一見お得でも、納車後に修理費がかかりやすい
特にエンジンオイル交換の履歴が少ない場合、エンジン内部にスラッジ(汚れ)が蓄積されていて、後々故障の原因になることもあります。
買取査定で警戒される「カスタム車」
一部の中古車好きに人気の“カスタム車”。
しかし、業界人の多くはあえて避けます。
・ローダウン、社外マフラー、エアロ装着車は車検・整備で手間がかかる
・ノーマルに戻す費用がかかる
・再販時に売れるターゲットが限られる
販売現場では、「純正パーツなし」「加工跡あり」の車両は、買取査定額を大きく下げる要因になります。
見た目重視でカスタムした車は、“買うには覚悟がいる”存在です。
事故歴の表記がない“グレー車”
販売サイトなどで「修復歴なし」と表記されていても、
・バンパー交換歴がある
・色が微妙に違う
・下回りに不自然な溶接跡がある
こうした“軽度の事故車”は、査定書がない限り見抜きにくいです。
プロは「査定機関の評価書がついていない車」は、現車確認を入念に行い、少しでも疑わしい車は仕入れから外します。
とくに沖縄のように台風や塩害の影響が大きい地域では、水没歴やサビの進行も重要なチェックポイントです。
床下に防錆塗装がされているだけで見た目が良く見えても、「本当に状態が良いか?」を疑う視点が求められます。
「買って後悔しない」ために知っておきたい視点
業界人が中古車を選ぶときに最も重視するのは、“未来のトラブルが少ないか”です。
つまり、
・過去の整備履歴が明確である
・修復歴の内容が具体的に説明されている
・装備やカスタムの状態がノーマルに近い
・保証が付帯されている、または延長できる
このような車は、たとえ価格が少し高くても、長く乗れる・安心して売買できるという点で評価されます。
「安さ」より「確かさ」を選ぶ視点を持とう
中古車選びで最も怖いのは、「買ってから後悔する」ことです。
プロが避ける車には、必ず“見えにくいリスク”が潜んでいます。
だからこそ、「この車、なんでこんなに安いんだろう?」と感じたときは、
その理由を販売員に直接聞いてみてください。
明確な答えが返ってこない場合は、一歩引いて考え直すことをおすすめします。
私は中古車業界にいて、価格ではなく“履歴の透明性”を最も重視しています。
安くても修理やトラブルに追われる車よりも、しっかり整備され安心して使える1台を選ぶほうが、結果的に得だと実感しています。
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