中古車を購入した直後は「納車したばかりだから大丈夫」と思いがちですが、実はこの時期こそ注意が必要です。購入から30日以内に不具合が見つかるケースは少なくなく、販売店の保証や整備対応が受けられる期間でもあります。今回は「中古車を購入してから30日以内に必ず確認しておきたい点検リスト」を紹介します。これを実践することで、将来的なトラブルを大幅に防ぐことができます。
なぜ「30日点検」が重要なのか
国土交通省の自動車点検基準によると、車の主要部品の初期不良や調整ズレは購入後1か月以内に発生する割合が最も高いとされています。
・ブレーキ異音や効き具合の変化
・オイル漏れや冷却水不足
・エアコンの効きの悪化
これらは初期段階では気づきにくく、放置すると修理費が数万円単位に膨らむこともあります。特に沖縄のような高温多湿な地域では、金属部のサビや電装系の劣化スピードが全国平均より早い傾向にあります。
購入後30日でチェックすべき項目
・エンジンオイル:量と色を確認。黒く濁っていたら早めの交換を。
・ブレーキ:踏み込んだときの感触が柔らかすぎないか。キー音が出ていないか。
・タイヤ:空気圧と溝の深さ。片減りしていないかも要チェック。
・冷却水・バッテリー:液量不足や白い粉(腐食)の付着がないか。
・エアコン:風量・温度差を確認。異臭が出たらエバポレーター洗浄が必要。
・ライト類:ヘッドライト、ブレーキランプ、ウインカーの点灯確認。
・ワイパー:スジ状に水が残る場合はゴム交換を検討。
・下回り:駐車場の地面にオイルや水が漏れていないか確認。
この点検は自分でできるものも多く、わずか30分ほどで終わります。小さな異常を早期に見つけるだけでも、後々の出費を防ぐことができます。
点検時に異常が見つかったらどうする?
まずは購入店へ連絡し、保証期間内であれば無償修理や再整備が可能か確認しましょう。販売店によっては「30日保証」「走行距離1,000km保証」など条件が異なるため、納車時にもらった保証書を必ず確認することが大切です。
特に中古車の場合、販売店独自の保証があるかどうかで対応が変わります。
・保証付きなら、軽度な修理も無料対応になるケースあり。
・保証なしの場合は、見積もりを取って早めに修理を依頼するのが得策。
筆者の考え
過去の自分にも言いたいのですが、「納車したから安心」という気持ちは大きな落とし穴です。30日以内は車の“慣らし期間”であり、不具合が表面化しやすい時期です。ここでの点検を怠ると、半年後・1年後に思わぬ修理費が発生することもあります。
私の考えとしては、「30日点検=中古車生活のスタートライン」です。購入後すぐの点検で状態を把握すれば、愛車の健康状態をコントロールでき、結果的に長く快適に乗ることができます。
まとめ
中古車を買ったら“30日点検”を必ず行う。これがトラブルを防ぐ最も確実な方法です。
・目視+簡単チェックでOK
・気になる点は販売店へ早めに相談
・保証期間内に修理を済ませる
この3点を意識するだけで、後悔しないカーライフが手に入ります。小さな点検が、大きな安心を生む一歩です。
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