中古車を購入して最初に気づく劣化ポイントのひとつが「ヘッドライトの黄ばみ」です。
ボディはきれいでも、ライトがくすんでいると全体の印象が古く見えます。
さらに見た目の問題だけでなく、夜間の視界確保や安全性にも大きく関わります。
この記事では、なぜヘッドライトが黄ばむのか、そしてプロが行う解消法と長持ちさせるコツをわかりやすく紹介します。
なぜヘッドライトは黄ばむのか
現在の多くの車では、ヘッドライトの素材に「ポリカーボネート」が使われています。
ガラスに比べて軽く、デザインの自由度が高いというメリットがありますが、紫外線や熱に弱いという弱点があります。
そのため、次のような原因で黄ばみが発生します。
・紫外線による劣化(特に沖縄など日差しの強い地域では進行が早い)
・ライト内部の熱による酸化
・洗車やワックス時の微細なキズの蓄積
・雨や潮風による化学的反応
特に海沿い地域では塩害と紫外線のダブルダメージにより、1〜2年で明確な黄ばみが出るケースもあります。
放置するとどうなる?
黄ばみを放置すると見た目の問題だけでなく、夜間の安全性に直結します。
国土交通省のデータによると、ヘッドライトの照度低下が30%を超えると、歩行者の発見距離が平均で約10メートル短くなると報告されています。
さらに、以下のような悪影響も。
・車検で光量不足と判断され、不合格になる可能性
・ライト内部の反射板が熱で劣化し、修復費用が高額になる
・査定時に「外装劣化」として減点対象になる
つまり、黄ばみは放置すればするほど「整備費」や「査定額」に悪影響を及ぼします。
プロが行うヘッドライト黄ばみの解消法
市販のクリーナーでも一時的には改善しますが、プロの施工は“根本的に透明度を取り戻す”のが特徴です。
主な手順は以下の通りです。
・表面研磨:専用のポリッシャーで細かなキズと酸化膜を除去
・コンパウンド仕上げ:目に見えない微細なキズを均一化
・コーティング施工:UVカット効果のある保護剤で再劣化を防止
特に最後の「コーティング」が重要で、これを怠ると1か月も経たないうちに再び黄ばみが出てしまいます。
プロ施工の相場は、片側3,000円〜5,000円、両側で6,000円〜10,000円前後。
コーティングの持続期間は施工内容により異なりますが、約1〜2年が目安です。
DIYでの注意点
自分で試す場合、市販のヘッドライトクリーナーを使う人も多いですが、以下の点に注意が必要です。
・研磨しすぎるとコーティング層を削り、かえって劣化が早まる
・粗いコンパウンドを使用するとキズが深く残る
・施工後にUVカット剤を塗らないと再発が早い
特に沖縄のような強い日差しの地域ではDIY後1か月で再び黄ばむ例も多いため、長期的にきれいに保ちたい方はプロ施工をおすすめします。
長持ちさせる3つのコツ
・直射日光を避けて駐車する(屋根下や日陰を選ぶ)
・こまめに水洗いして塩分や汚れを落とす
・半年ごとにUVカットコートを塗り重ねる
この3点を意識するだけで、黄ばみの進行スピードを半減できます。
筆者の意見
中古車を長くきれいに乗るためには、“ヘッドライトの透明感”を維持することが非常に重要です。
見た目の印象はもちろん、夜間走行の安心感が大きく変わります。
「ライトが黄ばんできたら買い替えどき」と思う方もいますが、実際には数千円のメンテナンスで新車のような輝きが戻ります。
見た目も安全性も両立させたい方は、早めの対応を心がけましょう。
まとめ
・黄ばみの主因は紫外線と熱による酸化
・放置すると車検不合格や査定ダウンのリスク
・プロ施工なら1〜2年効果が持続
・日常的なケアで進行を抑えることが可能
ヘッドライトは“車の顔”。
しっかりメンテナンスすれば、中古車でも堂々と輝く一台になります。
nexus U-Car|沖縄の中古車探しは全軽自動車撥水ボディガラスコーティングサービスのネクサスユーカーへ
所在地 : 〒901-0306 沖縄県糸満市西崎町3-7-7
連絡先 : 098-994-5000
営業時間 : 9:30 〜 18:30
休日 : 土日/祝日