中古車を購入したあと、小さな子どもを乗せる家庭で必ず必要になるのが「チャイルドシート」です。
しかし、「中古車に合うのかわからない」「どれを選べば安全なのか」と悩む方は多いのではないでしょうか。
実は車の年式やシート形状によって、チャイルドシートの取り付け方や安全性に大きな差が出ます。
この記事では、中古車オーナーでも安心して選べるチャイルドシートのポイントをわかりやすく解説します。
なぜチャイルドシートは“中古車でも”必要なのか
まず大前提として、チャイルドシートの使用は法律で義務付けられています。
道路交通法第71条の3によると、6歳未満の幼児を車に乗せる場合、チャイルドシートの着用が義務です。
警察庁の統計では、チャイルドシートを正しく使用していた場合の致死率は、未使用時に比べて約1/10に減少すると報告されています。
つまり、車の新旧を問わず「安全を守るために必須の装備」といえるのです。
中古車に合うチャイルドシート選びの3つのポイント
#① ISOFIX対応かシートベルト固定かを確認する
2012年7月以降に販売された車には、ISOFIX(アイソフィックス)固定金具が標準装備されています。
一方、それ以前の中古車ではシートベルトで固定するタイプを選ぶ必要があります。
・ISOFIX対応車 → ワンタッチ装着で取り付けが簡単
・シートベルト固定車 → 適合確認をしないとズレやすい
中古車を購入する際は、まず取扱説明書かシート座面の金具を確認して、どちらのタイプに対応しているかを把握しましょう。
#② 車内スペースに合うサイズを選ぶ
軽自動車やコンパクトカーの場合、後部座席が狭く、大型チャイルドシートは装着しにくいことがあります。
特に注意すべきポイントは以下の2点です。
・リクライニング型や回転式はドア開口部が狭い車に不向き
・助手席にエアバッグがある車では、後向き装着は危険
たとえば、スズキのワゴンRやダイハツ・タントなど軽自動車の場合、コンパクトで軽量なチャイルドシート(幅40cm前後)がおすすめです。
#③ 取り付けの安定性を実際にチェック
中古車は年式によってシートの傾斜角度やクッションの硬さが違うため、
「ネットで買ったけど合わなかった」というケースが少なくありません。
可能であれば、販売店やカー用品店で実車に取り付けテストを行いましょう。
シートが浮いたり、ベルトがねじれたりするようであればその製品は避けるべきです。
中古のチャイルドシート購入は“基本NG”
節約のために「中古で安く買おう」と考える方もいますが、
中古のチャイルドシートは安全性の保証がありません。
国土交通省の調査では、使用年数5年以上のチャイルドシートの約30%に安全基準を満たさない劣化が見られたと報告されています。
特に以下のような場合は使用を避けましょう。
・事故歴のある車で使われていた
・製造年月日が6年以上前
・ベルトやクッションにヒビ・破れがある
中古車本体は問題なくても、「命を守る装備」は新品を選ぶのが鉄則です。
取り付け後にやっておきたい安全チェック
チャイルドシートを設置したら、次の3点を必ず確認しましょう。
・ぐらつきがないか(左右・前後に動かしても安定しているか)
・ベルトがしっかりロックされているか
・シート角度が正しいか(メーカー推奨角度に合わせる)
また、半年に1回は点検・清掃を行い、取付金具やベルトの緩みがないか確認することも大切です。
筆者の意見
中古車を販売している立場から見ても、チャイルドシートの取り付けを軽視する方は意外と多い印象です。
「短距離だから大丈夫」「子どもが泣くから外した」など、日常の小さな油断が大きな事故につながります。
中古車であっても、チャイルドシートの選び方と固定方法を正しく知ることで、安心と安全を両立できると感じます。
まとめ
・チャイルドシートは6歳未満の使用が義務
・中古車はISOFIX対応かシートベルト固定かを確認
・狭い軽自動車にはコンパクト型が最適
・中古シートの使用は安全面でリスクが高い
中古車でも、「安全」は後から買い足せる装備の一つです。
チャイルドシートを正しく選ぶことで、家族みんなが安心してドライブを楽しむ未来が手に入ります。
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