中古車を購入したとき、まず気になるのが**「車内のニオイ」**ではないでしょうか。
たとえ外装がピカピカでも、ドアを開けた瞬間の臭いで印象は大きく変わります。
実際、全国自動車整備振興会の調査によると、中古車購入者の約9割が「車内の臭いが気になった経験がある」と回答しています。
この記事では、車内臭の原因と効果的な対策方法を解説します。
中古車の“ニオイの正体”とは?
車内のニオイにはいくつかの種類がありますが、主な原因は以下の通りです。
・前オーナーの喫煙によるタバコ臭
・エアコン内部のカビや雑菌臭
・シートや天井布に染みついた汗や皮脂
・ペットや食べ物の残り香
・湿気によるカビや生乾き臭
とくに沖縄のような高温多湿な地域では、カビや雑菌が繁殖しやすく、ニオイが残りやすい環境です。
また、紫外線による樹脂パーツの劣化臭も発生しやすく、海風に含まれる塩分がそれを加速させるケースもあります。
自分でできる“ニオイ除去の基本ステップ”
市販の芳香剤でごまかすだけでは根本的な解決にはなりません。
ニオイを断つためには、原因の除去→消臭→予防の3ステップが大切です。
・1. 原因を除去する
掃除機でゴミやホコリを吸い取り、特にシートの隙間やフロアマット下を重点的に清掃します。
汚れがひどい場合はシートを取り外して洗浄するのも効果的です。
・2. エアコンフィルターを交換する
国土交通省の調査では、エアコン内部のカビが原因の臭いが全体の約3割を占めています。
2年または20,000kmを目安に交換することで、臭いとともに花粉やPM2.5対策にもなります。
・3. 消臭剤・オゾン脱臭機を使う
車内に残るタバコ臭やカビ臭は、オゾン脱臭が最も効果的とされています。
費用は**3,000円〜5,000円程度(業者施工)**で、再発防止にもつながります。
・4. 予防のための習慣を持つ
定期的に換気し、週1回の水拭きと除湿剤の使用を心がけましょう。
湿気をためないことで臭いの発生を8割以上防ぐことができます。
業者に頼む“本格的な消臭施工”
どうしてもニオイが取れない場合は、プロによる消臭施工を検討しましょう。
中古車販売店では、以下のような方法が一般的です。
・オゾン脱臭+室内除菌(相場:5,000〜10,000円)
・スチームクリーニング+抗菌コート(相場:8,000〜15,000円)
これらは車内全体の臭いを除去するだけでなく、菌の再発生も防ぐ効果があります。
特にタバコ臭は、布地の繊維やエアコン内部に残りやすく、DIYでは完全に消すことが難しいため、専門施工がおすすめです。
中古車を選ぶ時のチェックポイント
購入前に車内の臭いを確認することも重要です。
販売店で試乗や車内確認の際、次のポイントをチェックしましょう。
・エアコンを「冷風・暖房」両方で作動させて臭いを確認する
・天井やシートにシミやヤニ汚れがないか見る
・マット下に湿気やカビの形跡がないか確認する
臭いが気になる場合は、「納車前の消臭施工」を依頼できるか販売店に確認しておくと安心です。
筆者の意見
中古車の車内臭は、「安い車だから仕方ない」と思われがちですが、対策すれば確実に改善できます。
中古車の魅力はコスパの良さにありますが、同時に“快適に乗れる環境”を整えることも満足度を左右します。
実際、私自身も販売現場で多くの車を扱ってきましたが、**「車内が清潔な車ほど早く売れる」**のは事実です。
臭いの少ない車は「前オーナーが丁寧に使っていた証拠」として見られるため、査定でも好印象を与えることがあります。
まとめ
・中古車オーナーの約90%が車内臭に悩んでいる
・ニオイの原因はタバコ・カビ・湿気・ペットなどが中心
・消臭の基本は「原因除去→フィルター交換→オゾン脱臭」
・臭いを放置すると再販時の査定額にも影響する
中古車の車内臭は放置せず、早めの対策で清潔な空間を取り戻すことが大切です。
気になるニオイを消すだけで、運転中の快適さと愛着が何倍にも変わります。
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