中古車に乗り始めてしばらくすると、突然メーター内に黄色いランプが点灯することがあります。それが「エンジンチェックランプ」です。
このランプは車のトラブルを知らせる重要なサインですが、点灯理由は1つではありません。適切な対処を知っておくことで、大きな故障や出費を防ぐことができます。
この記事では、中古車で特に多い原因とその対処法をわかりやすくまとめています。
エンジンチェックランプとは何を知らせるのか
エンジンチェックランプは、車のコンピューターが異常を検知した際に点灯する警告灯です。
国土交通省の整備に関するガイドラインでは、排気ガスに影響する異常が発生した際にも点灯する仕組みが採用されています。
点灯したからといってすぐに走行不能になるわけではありませんが、そのまま放置すると故障の悪化や修理費の増大につながります。
わたし自身、中古車の相談を受ける中で「点いたまま半年走っていた」というケースも見てきました。自戒も込めて、点灯時の早期対応は非常に重要です。
中古車で多い主な原因
中古車では、新車より使用期間が長いため故障や経年劣化により点灯するケースが多く見られます。
・O2センサーの異常
排気ガスの状態を測るセンサーで、劣化や断線が原因。中古車で最も多いトラブルの一つです。
・イグニッションコイルの不調
点火装置の一部で、エンジンの失火(ミスファイア)を引き起こします。走行距離が多い車でよく起こります。
・スロットルボディの汚れ
空気の取り込み量を調整する部品。汚れやカーボン堆積でアクセル不調が出ることがあります。
・バッテリー電圧の低下
電圧が一時的に下がっただけでもランプが点灯することがあります。寒い時期や長期間乗らない場合に多い症状です。
・ガソリンキャップの閉め忘れ
意外と多い原因で、密閉が不十分だと異常と判断され点灯します。
そのまま走るとどうなるか
エンジンチェックランプを無視した結果、部品の破損が広がるケースは珍しくありません。
・燃費が大幅に悪化する
・エンジン内部の負担が増える
・加速が鈍くなり運転が不安定になる
・最悪の場合エンジンが停止することも
中古車の場合、劣化部品の連鎖的な故障につながるため、早めの点検が欠かせません。
点灯したらまずやるべき対処法
・まずは安全な場所に停車し、異音や異臭がないか確認する
・ガソリンキャップがしっかり閉まっているかチェックする
・バッテリーの電圧状態を確認する(可能であれば)
・整備工場でOBD診断を受ける
中古車の場合、OBD診断によって故障箇所の特定がスムーズに行えます。費用も数千円程度で済むことが多く、早期診断はコスト削減になります。
早期確認で守れる“2つの未来”
1つ目は「車を長く安全に使える未来」です。
小さな異常であれば交換部品の費用も抑えられ、大きな故障を未然に防げます。
2つ目は「想定外の出費を避けられる未来」です。
中古車は不調が重なると修理費が急増します。点灯した段階で診断しておくことで、結果的に節約につながります。
中古車は状態によってトラブルの度合いが大きく変わるため、「早めに知って、早めに動く」ことが最も効果的です。
まとめ:中古車こそ、点灯時の対処が重要
中古車にとってエンジンチェックランプの点灯は“早めのSOS”。
すぐに走行不能になる可能性は低いものの、放置するほどリスクは高まります。
と、過去の自分にも言いたいですが、
異常が出たら怖がらずに診断を受けることで、安全性とコストの両方を守ることができます。
中古車ライフを安心して続けるためにも、ランプ点灯時の対処をぜひ覚えておいてください。
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