中古車の購入は、新車に比べて価格を抑えられる一方で、車の状態によっては「買ってすぐ修理が必要だった」というケースも少なくありません。
とくに40代以上の方にとって、車は通勤・家族の送迎・レジャーなどに欠かせない存在であり、購入後に不具合が発覚すれば、家計にも時間にも大きなダメージになります。
そこで今回は「中古車を買う前に、最低限ここだけは見ておきたい」という3つのチェックポイントを解説します。
ボディ下部(サビ・腐食の有無)
もっとも見落とされやすいのがボディ下部のサビや腐食です。特に沖縄のような海沿い地域では、潮風の影響で車の下回りにサビが発生しやすく、進行すると車の寿命を大きく縮めます。
国土交通省が公表した整備点検に関する調査では、「下回りのサビ・腐食」は中古車トラブルの上位に挙がっています。ブレーキホースやマフラーの接合部などが錆びている車は、見た目がきれいでも“危険予備軍”といえます。
ジャッキアップで下を覗き込むか、販売店にリフトアップして見せてもらうのが理想です。
エンジンルーム(オイル漏れ・異音)
2つ目のポイントはエンジンルームの状態です。パッと見てエンジンがきれいに見えても、オイルがにじんでいたり、冷却水の量が減っていたりすることがあります。特に注意すべき点は以下のとおりです。
・エンジンヘッドの合わせ目からオイルが滲んでいないか
・冷却水タンクが適正量入っているか
・ベルト類がひび割れていないか
・エンジン始動時に異音や振動がないか
これらは整備経験がなくても、目視と始動チェックである程度判断できます。
販売店に頼めばエンジンをかけさせてもらえることが多いので、気になる音や振動があるかは自分の五感で確認しておきましょう。
タイヤとブレーキの摩耗
最後に重要なのが足回りのチェックです。とくにタイヤの残り溝とブレーキパッドの状態は、安全性と追加出費に直結します。
道路運送車両法では、タイヤの溝が1.6mm未満になると車検に通らないと定められています。もし溝が少なければ、購入直後に数万円の出費が発生する可能性があります。
ブレーキについても同様で、パッドの厚みが3mm以下の場合は早期交換が必要とされています。販売店に整備記録があるか、または納車前整備にこれらの消耗品交換が含まれているかを確認しましょう。
可視化の努力が必要
中古車業界全体として、整備・消耗品の状態がもっと見えるような仕組みづくりが必要です。最近は「支払総額」の表示が一般化されつつありますが、車両状態に関する説明が不十分な販売店も少なくありません。
車の「売買」は不動産と同様、買ったあとに発生する費用やリスクを考慮して判断すべきです。とくに消耗品や故障リスクは、プロの目線だけでなく、消費者自身も最低限チェックできる仕組みが望まれます。
“良い買い物”にするために
中古車を買うとき、価格や外観だけで選ぶと、見えないトラブルに悩まされる可能性があります。
今回紹介した3つの部位——ボディ下部、エンジンルーム、タイヤ・ブレーキ——は、購入前に必ず確認しておくべきポイントです。
これらを確認し、信頼できる販売店で状態を説明してもらえれば、長く安心して使える一台に出会える確率がぐっと高まります。
“見ておけばよかった”という後悔をしないために、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。
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