“新車同然”なのに売られる理由がある
中古車市場を見ていると、ときどき「1年しか経っていないのに売りに出されている車」を目にします。
走行距離も少なく、見た目もほとんど新車同様。
それなのに価格は数十万円単位で安くなっている——これは一体なぜなのか?
「お得そうだけど、何か問題があるのでは」と疑って当然です。
しかし、この現象には明確な理由があります。
それを知ることで、中古車選びの視点が変わり、“買って損しない”判断ができるようになります。
1年落ち中古車が出回る主な理由
まずは「どうしてそんなに早く手放されるのか」について、代表的な理由を整理してみましょう。
・法人リース車の返却
短期契約(1年〜1年半)の法人リースでは、契約満了と同時に中古市場へ流れます。整備記録も残っており、使用も丁寧なことが多いです。
・初期不良や使い勝手のミスマッチ
買ったはいいが「思ったより燃費が悪かった」「サイズが合わなかった」など、生活に合わずに早期売却されるケースです。
・乗り換えキャンペーン
メーカー系ディーラーでは、新型車発売に合わせて“下取りアップ”を条件に早期乗り換えを促すキャンペーンが行われます。結果、1年未満でも市場に流れます。
・事故やトラブル歴あり
すべてではありませんが、修理歴のある車もあります。この場合は査定時に「修復歴あり」と表示されることがほとんどです。必ず確認が必要です。
・レンタカーや試乗車あがり
近年では高年式のレンタカー返却車両や、ディーラーの試乗車が1年程度で販売される例も増えています。走行距離はやや多めでも、定期的にメンテナンスされています。
「お得な1年落ち中古車」と「避けたい車」の見分け方
たった1年落ちとはいえ、見極めるべきポイントはあります。
・走行距離が1万km以下
・修復歴なし(査定書で確認)
・禁煙車、ペット歴なし
・保証が残っている、または延長保証が可能
・前オーナーが法人や個人リースである場合は履歴が明確
逆に、価格が相場より大きく安すぎる車両は、事故歴や再塗装、トラブル車の可能性があるため、慎重な確認が必要です。
新車と比べた「価格差のインパクト」
新車と1年落ち中古車の価格差は、車種によって異なりますが平均で15~25%程度安くなる傾向があります。
300万円の新車なら、1年落ちで230〜255万円になる計算です。
さらに、初回の車検まで2年残っている点も魅力です。
沖縄など離島エリアでは、本土からの陸送費を含めても1年落ちの方が割安になることが多く、売買コストを抑えたい方には特におすすめの選択肢になります。
1年落ち中古車は“狙い目”だが、選び方がカギ
中古車の中でも「1年落ち」は、“状態の良さ”と“価格のバランス”が取れた非常に人気のあるカテゴリです。
ただし、安さだけで選ぶと落とし穴にハマることもあるため、履歴や保証、使用状況を必ずチェックすることが大切です。
私は、過去に新車と1年落ちの両方を検討したことがありますが、納得できる条件の中古車を選んだことで、トータル20万円以上節約できました。
あのとき勇気を持って「1年落ち」を選んでよかったと、今でも思っています。
「中古車=古い」ではなく、“新古車に近い良質な選択肢”もある。
それを知っているかどうかで、これからのカーライフの満足度は大きく変わると思います。
nexus U-Car|沖縄の中古車探しは全軽自動車撥水ボディガラスコーティングサービスのネクサスユーカーへ
所在地 : 〒901-0306 沖縄県糸満市西崎町3-7-7
連絡先 : 098-994-5000
営業時間 : 9:30 〜 18:30
休日 : 土日/祝日