ファミリーカーを中心に人気の高い「電動スライドドア」。
しかし、沖縄ではこの装備の故障トラブルが増加しています。
便利な機能である一方、高温多湿な環境が原因で思わぬ不具合を引き起こすこともあります。
今回は、沖縄特有の気候と中古車の使用環境を踏まえて、電動スライドドアの故障原因と対策を解説します。
電動スライドドアが故障する主な原因
電動スライドドアは、モーター・ワイヤー・センサーなど複雑な仕組みで動いています。
そのため、一部の部品劣化でも動作不良を起こしやすいのが特徴です。
主な原因は以下の通りです。
・モーターやワイヤーの錆びや劣化
・ドアレール(溝)部分への砂・塩分の付着
・スイッチやセンサーの接触不良
・ヒューズ切れやバッテリー電圧低下
特に沖縄では、海風に含まれる塩分による金属腐食が多発。
見た目はきれいでも、内部がサビついて動作が鈍くなるケースが増えています。
沖縄の気候が“故障率を上げる”理由
沖縄県の年間平均湿度は約75%。
日本本土(約65%)と比べても高く、金属部品や電装系へのダメージが蓄積しやすい環境です。
さらに、砂や潮風が車体の隙間に入り込み、レール部分やモーター内に付着。
これにより、動作時に「ガガガッ」と異音がしたり、「半開きで止まる」といった症状が起きます。
沖縄の中古車市場では、電動スライドドア付きの車は人気ですが、
塩害対策や防錆処理をしていない車両は、トラブル発生率が約1.5倍高い傾向が見られます(沖縄県整備業者調査より)。
故障が疑われる症状
電動スライドドアの初期不良は、放置すると修理費が高額になる場合があります。
以下のようなサインが出たら、早めの点検が必要です。
・ドアが途中で止まる
・閉まるときに「ギギギ」と異音がする
・スイッチを押しても反応がない
・片側だけ開かない
多くの場合、ワイヤー交換やモーター清掃で済みますが、重度の腐食では修理費が5万円以上かかることもあります。
予防のためにできる対策
・レール部分を月1回清掃し、グリスを軽く塗る
・塩害防止スプレーを定期的に使用する
・台風や潮風の強い日の後は水洗いを行う
・バッテリー電圧を定期点検する
また、購入時に**「電動スライドドア保証」が付帯している中古車を選ぶ**と安心です。
ネクサスユーカーなど信頼できる販売店では、保証期間中の修理費用をカバーできるプランもあります。
筆者の意見
沖縄では、「中古車の故障=エンジンやエアコン」と思われがちですが、
実際にはスライドドアやパワーウィンドウなど電装系のトラブルが増加傾向です。
と、過去の自分に言いたいのは——「整備時にドア内部まで塩害チェックをすること」。
目に見えない部分こそ、長く乗るための“分かれ道”になります。
中古車を選ぶときは、見た目よりもメンテナンス履歴と保証内容を重視する。
それが、沖縄の中古車を安心して長く乗るための最良の選択です。
まとめ
・沖縄では電動スライドドアの故障が増加傾向
・主因は湿気・塩害・砂によるレールやモーターの劣化
・異音や動作不良は早めに点検する
・防錆・清掃・保証付き中古車の選択がトラブル予防のカギ
中古車を購入する際は、「電動スライドドアの作動チェック」を忘れずに。
便利な機能だからこそ、定期的なケアで長く快適に使うことが大切です。
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