中古車を選ぶとき、多くの人が気にするポイントのひとつが「燃費」です。しかし、なかには実際の燃費と大きく異なる数値を伝えられるケースもあり、いわゆる“燃費偽装”に近い状態が起きることもあります。とくに燃費を重視して中古車を探す人にとって、この問題は見過ごせません。この記事では、中古車の燃費偽装は見抜けるのか、そして購入時にどんな点をチェックすべきかをわかりやすく解説します。
中古車で起こりやすい“燃費偽装”とは
中古車の燃費偽装といっても、実際には販売店が数値をごまかしているわけではなく、多くは「カタログ値」と「実燃費」の差を誤解しているケースがほとんどです。カタログに記載されている燃費は、国土交通省が定めた試験方法に基づいたもので、実際の走行環境とは大きく異なります。そのため、実燃費との差が出ること自体は不自然ではありません。
ただし中古車の場合、さらに以下の要因で実燃費が下がることがあります。
・劣化したエンジンオイル
・空気圧の低いタイヤ
・荷物の積みすぎ
・過去オーナーの運転習慣
・エアコンなど電装品の多用
とくに沖縄のように渋滞が多く、短距離移動中心の地域では燃費が悪化しやすい傾向があります。この点は、自戒も込めて多くのユーザーが理解しておきたい部分です。
燃費偽装を見抜くためのチェックポイント
中古車の燃費を実際の状態に近い形で判断するためには、数値だけではなく“コンディション”を見ることが大切です。以下のポイントは、購入前に必ず確認したい項目です。
・アイドリング時のエンジン音が安定しているかどうか
・タイヤの空気圧や摩耗状況
・エンジンオイル交換の履歴
・車両重量に対する装備の状態
・エアコン使用時の負荷
国土交通省の調査では、タイヤ空気圧が適正値より20%低下すると燃費が約3〜5%悪化するとされています。また、エンジンオイルが劣化した状態では燃費が最大10%前後低下するといわれており、実際のコンディションは燃費に大きな影響を与えます。
中古車の購入時には「実燃費はどれくらいですか?」と質問するだけでなく、点検記録簿や整備履歴の確認が欠かせません。これらの情報から、おおよその燃費状態を推測できます。
中古車でも燃費を正しく把握できる未来
中古車の燃費偽装は、見抜けないわけではありません。むしろ、車両の状態をしっかり見れば、実際の燃費に近い情報を確認できます。中古車を選ぶときには、カタログ値だけに頼るのではなく、実際の使用状況や整備履歴を総合的に判断する姿勢が重要です。
と、過去の自分に言いたいのは「燃費は数値だけではわからない」ということです。適切な確認をすれば、燃費に優れた中古車を手に入れることは十分可能であり、購入後の維持費を抑える未来につながります。
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